• 利用者インタビュー

  • 「ノキシタは私にとって”家族”」

    ノキシタのオープン時から通ってくださっている、利用者の宮崎幸子さんに、ノキシタとのかかわりを聞いてみました。

    左:スタッフのはるかちゃん 中央:幸子さん 右:スタッフのサリーちゃん

    ―もうすぐ82歳になられるとのこと。お元気ですよね。歳を全然感じさせない。

     

    幸子さん:ファイトだけはあります(笑)

     

    ― ノキシタに来ると、毎日違う人がいて“脳トレ”になるっておっしゃっていましたね。

     

    幸子さん:そうなんです。ノキシタに来ると、いろんな人とお話しできるから嬉しいんです。

    保育園の子で、よちよち歩きだったのが(少しすると)もう走っている・・・・。そんな成長が見れるのも嬉しいですね。

     

    ―ノキシタにはどれくらい来ているんですか?

     

    幸子さん:寒くなるまでは、ほぼ毎日来てましたね。 おかげで歩くのが早くなりました。

    向かいにある仙台市の復興公営住宅に住んでいるのですが、 そこからノキシタまで、最初は歩いて15分かかっていました。 今は12~13分で来れちゃいます。

     

    ―通うことで、筋力がついたんですね。

     

    幸子さん:そうですね。

    「ひろむ君(19歳・知的障害者)の笑顔を見るのが楽しくて、ノキシタに来る」とよく話してくれる幸子さん。

    さおり織りのネックストラップつきの名札。ノキシタで販売している。

    ―ノキシタではどんなふうに過ごしていますか?

     

    幸子さん:コレクティブスペースで過ごすことが多いですね。スタッフの宙歩(ひろむ)君の笑顔を見るのが楽しみなんです。宙歩君も私のことが好きみたいで、ボディーガードのように私の後をくっついて回るんです(笑)

     

    それからノキシタカフェにランチ食べにいったり・・・日によりますね。 毎日カフェで食べていた時期は、夏バテしませんでした。

     

     

    はるかちゃん:スタッフと同じ名札を買ってくださって、サリーちゃんに名前を書いてもらって持っているんですよね。

     

    ―まるで、スタッフの一員のようですね。

     

    幸子さん:最初の頃からずっと来てるからね。

     

    サリーちゃん:ずっとノキシタを見守ってくださってますよね。私が用事で抜ける時なんか、はるかちゃんを助けるために来てくれたり。

    ノキシタの中庭。二つの丘は、体を使って元気になるようにあえて高めに設計されている。

    幸子さん:コレクティブスペースのこの空間が好きなんです。どこの窓から見ても自然が見える。周りにいろんな花が植えてあって。北海道でのびのび育ったから自然が大好きで。

     

    サリーちゃん:夏の間じゅう、私と幸子さんで植えてあるブルーベリーを小鳥のようについばんだりして(笑)

     

    幸子さん:最高の贅沢ですよ。サリーちゃんとは、歳は違うんですけど、趣味が合うんですよ。

     

    はるかちゃん:二人とも赤が好きとかね。

     

    ―ここでは、年齢とか関係ないんですね。

     

    幸子さん:障害もっててもね。

    世の中では普通、歳をとっていると見下げてみるでしょう。でもここは本当に家族のように扱っていただけるので、とっても感謝しています。

    赤が好きなサリーちゃんと幸子さん。

    「デイサービス、やめちゃいました。」

    ―ノキシタが生活の一部になっているようですね。

     

    はるかちゃん:デイサービスやめちゃいましたしね(笑)

     

    ―やめちゃったんですか?

     

    幸子さん:ここに来る前はデイサービスに何年も通っていました。平日9時~15時半まで。行かなくなって、ここに毎日来てます。

     

    ―デイサービスは送迎があるし、体を動かしたりもできますよね。

     

    幸子さん:デイサービスの中でも運動はしていましたが、狭いし、人数も多いから自由に動けないんです。交代でやるけれども、あれじゃ運動になりません。

     

    ―なるほど。

     

    幸子さん:デイサービスに行くとなぜか疲れてしまって、「なんでだろう?」と思っていたんです。それでわかったのは、デイサービスに来る方は、だいたい90歳とか98歳とか年長者です。私が若いくらい。

     

    元気な方も多いですけどね。「腰が痛い」「身体が痛い」といった話題が多いんです。耳がいいから、他のテーブルでしゃべっているのも全部耳に入ってくる。そのせいだったんですね。だから楽しくなかったんです。

     

    ―ここだと0歳児から触れ合う機会がありますもんね。

     

    幸子さん:私が最年長?

     

    はるかちゃん:会員さんの中には、さらに年上の方もいらっしゃいますよ。

    ―ノキシタに来るようになって、どんな変化を感じますか?

     

    幸子さん:ここに来ると気持ちが晴れやかになるんですね。前向きになる。

     

    サリーちゃん:もともと前向きですよ。

     

    幸子さん:さらに前向きになります(笑)一人でじっとしていて、痛いところがあると「あーやっぱり歳なのかな~」と考えてしまう。でもここにいると、歳を感じさせない。毎日幸せに暮らしています。

     

    ―最初、ノキシタをどうやって知ったんでしょうか?

     

    はるかちゃん:公営住宅の集会所に私たちがお邪魔して、お話したときですかね。

     

    幸子さん:その時は「どんなところかな?」と思っていました。私は、話だけ聞いても納得しない人なんです。どれだけ「いいですよ~」といわれても、自分が実際に体験してみないと。

     

    それで、いいところだな~と思うと毎日来たい気持ちになりますからね。今では、ノキシタに来るのが当たり前になってきてますね。通勤のように(笑)いろんな人が来て、毎日大発見できます。

    「集ってお茶飲むだけなんですけど、楽しいんです。」

    ―ノキシタでの一番楽しかった思い出は?

     

    幸子さん:音楽でみんなで盛り上がったときですね。

     

    はるかちゃん:手作り市をやったときに、アーティストの伊東洋平さんがライブをしてくれたんです。超満員で立ち見もでて。

     

    幸子さん:ここで生演奏が聞けたのがよかったですね。カフェでハープと歌を歌ってくれたイベントもありましたが、感動しましたね。

     

    サリーちゃん:音楽がお好きなんですね。

     

    幸子さん:ピアノがここにきた時はとてもテンションが上がりました。自分の家に届いたかのように。わ~うれしい~!(ぱちぱち)って。

     

    はるかちゃん:今度、らくらくピアノ(ピアノが指番号でひけるようになるイベント)にも参加するんですよね。

     

    ―ここはイベントが多いですよね。

     

    はるかちゃん:幸子さんはランチ会にも必ず来て下さるんです。

     

    幸子さん:350円では普通食べられませんよ。デザートまでついて。助かってます。

     

    サリーちゃん:ランチ会で、一人暮らしの方同士が集まって、お友達になることもあるんです。

     

    ―幸子さんも一人暮らしですか?

     

    幸子さん:猫一匹と一緒に暮らしています。

     

    はるかちゃん:「幸子さんいるかな?」って来る会員さんもいるんです。なるべく会員さん同士のつながりができるようにしています。集ってお茶飲むだけなんですけど(笑)

     

    幸子さん:だけど楽しいんです。特別約束はしていないんですけど、ここに来ると誰かしらに会える。絶えず刺激があります。

    ―幸子さんにとってノキシタとは?

     

    幸子さん:家族です。家族と一緒にいるとほっとするでしょう。そんな感じです。

     

    ランチ食べに行かないときはお弁当を買ってきて、ここでみんなで食べる。一人じゃないからすごく幸せを感じます。 ここで食べていいですよって言われたときは、嬉しかったです。ノキシタがなかったら、一人で食べることが多かったですね。

     

    ―今後のノキシタに期待することはありますか?

     

    幸子さん:もっとここでコンサートをいっぱい開いてほしいです。ピアノもギターもドラムもあるので。楽しみにしています。

    音楽が好きで、人が好きで、明るくてパワフルな幸子さん。

    一緒にいる人をあたたかく照らしてくれるその人柄が、ノキシタの伸びやかな空気と合わさって、とても心地いい空間をつくってくれています。

    これからもずっと元気に、ノキシタに通い続けてくださいね。

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